一般的に戸建てには様々なところで鉄が使われています。雨戸やシャッター、棟板金、玄関ポーチ、門扉、水切り、小庇等々・・・。家全体を守るうえで、外壁、屋根だけでなく、こういった付帯物を塗装で保護する事は非常に大切になってきます。

鉄の弱点


ご存じの通り、鉄は水に濡れたり空気に触れると錆びます。鉄部は新築時に塗装が施されていたり、塩化ビニールで保護されていたりしているため水に塗れても錆は発生しません。しかし、初回に塗装されている塗料はアクリル塗料が多く、寿命は5年程度だといわれており、ウレタン塗料が使われていても寿命は8年程度です。寿命やひび割れ、傷が付いて塗膜の耐性を失ってしまうと、その部分から錆が発生して脆くなり、塗膜が剥がれ、最悪の場合は穴が空き、耐久性がなくなってしまいます。

鉄部の塗装


錆が発生したからといて手遅れという訳ではありませんが、なるべく早めの塗装をする事で、美観を保ち、耐久性を飛躍的に向上させる事ができます。鉄部の塗装工程は以下の通りです。

下地処理


特に劣化が見られない場合は、高圧洗浄後にヤスリで細かい傷をつけて塗料の付着力を向上させます。錆がひどい場合には、ディスクグラインダー等で錆を取り除いていきます。

錆止め塗料


錆の発生を抑制する塗料を下塗兼用で塗装していきます。

中塗り


基本的には油性の塗料を使用して塗装します。塗料は10年以上の耐久性のあるシリコン塗料以上の能力持つ塗料を使用します。

上塗り


中塗りと同じ塗料を使用して塗装します。これで完成です。

施工完了


鉄という素材は非常に耐久性が高く、優秀な建築部材です。しかし、どんなに優秀な建築部材といえど弱点はあるので、その弱点を補ってあげてこそ、本当に優秀な素材と言えるのではないでしょうか。